女性自身 2025年9月2日号 年金特集に取材協力しました

出版物・メディア掲載

女性自身「年金特集」の取材に社労士みなみが協力させていただきました。
テーマは、2025年6月に成立した「年金制度改正法」。新聞やニュースでは「“あんこのないアンパン”問題」として大きく報じられましたが、実はその陰で見落とされがちな重要ポイントがいくつもあります。

今回の特集では、年金制度改正の柱となる 4つのポイント を中心に取り上げました。

在職老齢年金の見直し

働きながら年金を受け取る高齢者が増える中、年金がカットされる基準額が引き上げられました。これにより、多くの方が「年金を減らされずに働ける」環境が整います。

遺族厚生年金の男女格差解消

これまで不公平とされていた男女の取り扱いが改正され、制度が一本化。ただし、女性にとっては給付期間が短縮されるなど注意すべき点もあります。

106万円の壁撤廃

パートなど短時間労働者の社会保険加入がさらに広がります。保険料の負担はあるものの、将来の年金増額や傷病手当金などの保障を得られるメリットが大きいのです。

基礎年金の底上げ問題

国民全員が関わる「1階部分」である基礎年金の水準をどう守るか。最終的には先送りとなりましたが、低年金対策として引き続き注目すべき課題です。

記事では、これらの改正が私たちの年金受給にどのような影響を与えるのかを、具体的なシミュレーションを交えながら解説しました。

例えば、働き続ける66歳男性のケースや、夫を亡くした女性のケースなど、リアルな事例を通じて「年金がどれだけ変わるのか」を具体的に知ることができます。

また、「繰下げ受給」や「厚生年金への加入期間を増やす」など、制度を上手に活用して年金を増やす方法についてもアドバイスをしました。年金は“知っているかどうか”で大きく差がつく制度です。複雑に感じて避けてしまうのは本当にもったいないこと。少しの理解と工夫で、老後の安心は大きく変わります。

今回の特集は、まさに「これからの暮らしに直結する年金の最新情報」を凝縮した内容です。ぜひお読みいただき、ご自身やご家族の老後設計に役立てていただければ幸いです。

コメント