【年金・定年前後のお金】PRESIDENT Onlineで紹介された社労士みなみの人気3記事

出版物・メディア掲載

PRESIDENT Onlineさんで、私・社労士みなみの「定年前後・老後のお金」に関する記事を続けてご紹介いただきました。

今回取り上げていただいたテーマは、

  • 年金の「片方繰下げ」
  • 60~65歳の「高年齢雇用継続給付」
  • 知らないと見逃しやすい「加給年金」

の3つです。

どれも、私が日頃からYouTubeやブログなどでお伝えしている「定年前後に知っておきたいお金の制度」の中でも、特に質問の多いテーマです。

さらに、加給年金についての記事は、PRESIDENT Onlineの「2026年7月BEST」として再びご紹介いただきました。

今回は、それぞれの記事のポイントをご紹介します。

① 年金は全部繰り下げなくてもいい!「片方繰下げ」という選択肢

まずご紹介いただいたのが、年金の繰下げ受給についての記事です。

年金について、「できるだけ遅くもらえば増えるから、全部繰り下げたほうがお得」と考えている方も多いのではないでしょうか。

確かに、65歳より受給開始を遅らせることで年金額を増やせる「繰下げ受給」は、老後の年金額を増やす方法のひとつです。

ただし、「すべての年金を繰り下げる」ことだけが選択肢ではありません。

会社員として厚生年金に加入してきた方の場合、老齢基礎年金と老齢厚生年金がありますが、この2つは別々に繰り下げることができます。

たとえば、

  • 老齢基礎年金は65歳から受け取る
  • 老齢厚生年金だけ繰り下げる

という「片方繰下げ」も可能です。

また、年金は単純に「額面を増やせば得」とは限りません。

受け取る年金額が増えることで、所得税や住民税などに影響する場合もあります。

そのため、年金額だけを見るのではなく、税金や夫婦全体の収入まで考えて受け取り方を決めることが大切です。

② 60歳以降に給料が下がったら「高年齢雇用継続給付」を確認

2つ目は、60歳以降も働く方にぜひ知っていただきたい「高年齢雇用継続給付」についてです。

現在は、60歳で定年を迎えても、そのまま再雇用などで働き続ける方が増えています。

ところが、定年を境に給与が大きく下がるケースも珍しくありません。

「仕事内容はそれほど変わっていないのに、給料だけ大きく下がってしまった……」

そんな60歳以降の働き方を支える雇用保険の制度のひとつが、高年齢雇用継続給付です。

60歳時点と比べて賃金が一定以上下がっているなど、要件を満たした場合には給付を受けられる可能性があります。

定年前後のお金を考えるとき、どうしても「年金」や「退職金」に目が向きます。

しかし、60歳から65歳までの間には、

  • 給与
  • 雇用保険の給付
  • 年金
  • 社会保険料
  • 退職金

など、さまざまなお金や制度が関係してきます。

だからこそ、「給料が下がったから仕方がない」で終わらせず、自分が利用できる制度がないか確認することが大切です。

③ 「加給年金」の記事がPRESIDENT Online「2026年7月BEST」に!

そして、もうひとつ、とてもうれしい出来事がありました。

私の著書から「加給年金」について取り上げていただいた記事が、PRESIDENT Onlineの「2026年7月BEST」として再びご紹介されました。

記事のタイトルは、

「申請しないと『年42万円』の損…ねんきん定期便には載っていない『隠れ年金』をもらえる人の“2つの条件”」

というものです。

加給年金は、一定の条件を満たした方の老齢厚生年金に加算される制度です。

よく「年金版の家族手当」と説明される制度ですが、ご相談を受けていると「名前を初めて聞いた」という方も少なくありません。

特に注意したいのが、ねんきん定期便を見ているだけではわかりにくいという点です。

「ねんきん定期便を確認したから、自分の年金額は全部わかっている」と思っていても、それだけでは確認できない年金や加算があります。

加給年金は、その代表的なもののひとつです。

今回、多くの方に記事を読んでいただけたことからも、「知らないともらい損ねるかもしれない年金」への関心の高さを改めて感じました。

3記事に共通するのは「知らないだけで差がつく」ということ

今回PRESIDENT Onlineでご紹介いただいた3つの記事は、一見するとそれぞれ違う制度についての記事です。

しかし、共通していることがあります。

それは、「制度を知っているかどうかで、定年前後のお金に大きな違いが生まれることがある」ということです。

年金は「何歳から受け取るか」で変わります。

60歳以降も働く場合には、給与だけでなく雇用保険の給付も確認する必要があります。

そして65歳前後には、加給年金など、自分から確認しておきたい制度もあります。

定年前後は、年金、雇用保険、健康保険、税金、退職金など、これまで以上にたくさんの制度が一度に関係してくる時期です。

一つひとつは難しく感じるかもしれません。

でも、「自分にはどんな制度が関係するのか」を知るだけでも、老後のお金についてできる選択は大きく増えていきます。

著書『定年前後のお金の超基本』からご紹介いただきました

今回PRESIDENT Onlineで取り上げていただいた内容は、私の著書『知りたいことがぜんぶわかる! 定年前後のお金の超基本』でも詳しく解説しています。

知りたいことが全部わかる!定年前後のお金の超基本(Amazonサイト)

この本では、年金だけではなく、退職金、雇用保険、健康保険、税金、老後資金など、定年前後に知っておきたいお金についてまとめています。

「定年が近づいてきたけれど、何から調べればいいかわからない」

「年金や社会保険の制度が難しくてよくわからない」

そんな方が、定年前後のお金を一度整理するきっかけにしていただけたらうれしいです。

記事を読んでくださった皆さま、ありがとうございます

PRESIDENT Onlineを通じて、普段YouTubeやブログをご覧になっていない方にも、年金や定年前後のお金について知っていただける機会をいただけたことを、とてもうれしく思っています。

そして、たくさんの方に記事を読んでいただき、加給年金の記事を「2026年7月BEST」として改めてご紹介いただけたことにも、心から感謝しています。

「知らなかったために、受け取れるお金を見逃してしまった」

そんなことが少しでもなくなるように。

これからも社会保険労務士として、年金をはじめとする「定年前後・老後のお金」について、難しい制度をできるだけわかりやすくお伝えしていきます。

知りたいことが全部わかる!定年前後のお金の超基本(Amazonサイト)